はじめてのHaskell
IDE環境の構築とHello world出力までの手順
- ghcをダウンロード(http://www.haskell.org/ghc/)してインストールする。今回はGHC 7.2.1を使いました。
- Eclipceをダウンロード、インストールと実行
- EclipceFPをインストール。EclipceFPはEclipce上でHaskell開発を行うためのプラグインです。
- Eclipceを起動し、メニューバーからヘルプ⇒新規ソフトウェアのインストールを選択する。
- 開かれたインストールウィンドウの作業対象に"http://eclipsefp.sf.net/updates"を入力し、"追加"ボタンを押す。
- 開かれたリポジトリの追加ウィンドウの名前入力欄に"EclipceFP"と入力し、"OK"ボタンをを押す。リポジトリの追加ウィンドウが閉じた後に自動でEclipceFPのサイトに接続し、インストールするファイルの情報をダウンロードします。この処理には少し時間がかかります。インストールウィンドウの名前やバージョンと書かれたテーブルに"Functional Programming"と表示されていれば次に移ります。
- Functional Programmingの左のチェックボックスにチェックを入れ、"次へ(N)"ボタンを押します。
- インストールされる項目の確認が表示されます。"FP: Haskell support for Eclipse"があることを確認後、"次へ(N)"ボタンを押します。自動でインストール作業が開始されます。
- ライセンス確認を求められます。ライセンスに目を通して同意できるならば、"使用条件に同意します(A)"をチェックし、"完了(F)"ボタンをを押します。
- インストール作業中にセキュリティー警告ウィンドウが表示されますがOKを押してください。
- Haskellプロジェクトを作ってみる
- Eclipceを起動し、メニューバーからファイル⇒新規⇒プロジェクトで新規プロジェクトウィンドウを開く。
- HaskellフォルダのHaskell Projectをダブルクリックする。
- プロジェクト名を設定する。今回は"HelloWorld"とする。
- "完了(F)"を押してプロジェクトを押すとプロジェクトが作成される。
- プロジェクトのsrcフォルダ内にあるMain.hsを選択する。(このファイルがソースファイル)
- 以下のようにファイルを記述する。 main = print("Hello world.")
- メニューバーから実行(R)⇒実行(R)を選択。次を実行ウィンドウでGHCi sessionを選び、"OK"ボタンを押す。
- コンソールに下記のような表示がされている。
GHCi, version 7.2.1: http://www.haskell.org/ghc/ :? for help
Loading package ghc-prim ... linking ... done.
Loading package integer-gmp ... linking ... done.
Loading package base ... linking ... done.
Loading package ffi-1.0 ... linking ... done.
[1 of 1] Compiling Main ( C:\Haskell\workspace\HelloWorld\src\Main.hs, interpreted )C:\Haskell\workspace\HelloWorld\src\Main.hs:1:1:
Warning: Top-level binding with no type signature: main :: IO ()
Ok, modules loaded: Main.
*Main>
ここでコンソールに
*Main> main(+Enter)
を入力すると
"Hello world."
と出力される。
以上でHello worldまで完了。